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台風が近づいているからか、雨の音がうるさいですね。一度気にしだすと眠れませんから困りものです。
最近
K・ワークスさんの
アニメについての膨大な呟きを読ませていただいたのですが、自分のこれまでのあり方を猛省するには十分な内容でした。目から鱗どころの騒ぎではありません。
アニメというものに興味のある方は是非ご参照下さい。
・今日の一冊。
田中ロミオ『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』
田中ロミオからの『
涼宮ハルヒの憂鬱』に対する回答、なんて読み方も出来るよね。
確かにどちらの物語も「不思議を好み、孤独を背負うヒロイン」と「かつては同じように不思議に憧れ、今はその気持ちを隠す主人公」が出会うボーイ・ミーツ・ガールには違いない。
でも、この二つの物語には決定的な断絶がある。
涼宮ハルヒは放課後に非日常を、もっと言うなら(それこそ「SOS団」なんて名前に顕著だけど)助けを求めた。その助けにキョンは応じて「宇宙人と未来人と超能力者のいるセカイ」を背景に、(それこそ本人がラストで悶絶するほどに)恥ずかしいラブでコメな青春を提供した。つまりはそういう微笑ましいお話。
でも、『AURA』は違う。ヒロイン佐藤良子は放課後と言わず、学校の外に逃げ出した。教室なんていう歪な社会も、現実も彼女のような存在に優しくないから。でも、主人公こと佐藤一郎は彼女をその優しくない世界に連れ戻そうと奮起する。いじめはあっても、不思議はない世界から逃げ出すのではなく、一緒に戦おうと。これはそんな優しい彼の英雄譚。カッコつけ方を一度間違えた、最高にカッコいいヤツの物語。
そう言えば、どちらの物語もその結末に苦笑したっけな。ボーイ・ミーツ・ガールの結末は陳腐なハッピーエンドと相場が決まっているからね。でも、悪くない苦笑だったよ。何故かは読んでのお楽しみ!
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